福祉国家デンマークで思った バリアフリー

【福祉国家で思った。バリアフリーの事】
Facebookが6年前の懐かしい写真を出してきた。
夏休み(と有休)を利用してデンマークへ行った時に写真。
デンマークと言えば?
私のイメージは手厚い福祉、高い税金、糖尿病薬(あれ?けっこう偏ってる?)


友達がデンマークに留学してた6年前。
遊びに行きがてら、せっかくだから福祉国家ぶりを見たくて、日本人のコーディネーターにお願いして入所、通所、訪問のリハビリの見学をした。
そこで見たものは、まぁ、本とかにも載っているのでここには書かないでおく。(6年も前の話だし。現状とは違うかもしれない)

印象に残っている一点だけ、戯言の様に書いておこう。

それは車椅子を利用する人達とそれをサポートする人達の事。

行く前は、福祉国家だし!
段差なし!エレベーター完備!な環境ばっかなのかな〜なんて思っていた。

確かに、車椅子だけでなく、ベビーカーから自転車まで予約せずにすいすい乗れる電車(あれ羨ましかったなぁ。)があったり、福祉施設前には必ず(当然車椅子も乗れるバスの)バス停があってアクセスが保障されていたりとハード面の工夫も沢山。

でも、古い建物(お城も多い)や石畳みも大事にされていて、意外と車椅子じゃ〜楽にすすめませんよ〜って場所も多かった。

そんな中で、日本と全然違うなぁ〜って思ったのは、そう言う状況では周囲の人が手助けするのが当たり前。

そして、車椅子ユーザー側も手助けしてもらって当然。というところ。

この後者。特に生まれつき車椅子使ってるって人より、人生の途中で車椅子を使う事になった人の中には抵抗感がある人もいるんじゃないかな〜って思った。
手伝ってもらう事に後ろめたさ…申し訳なさ?ってのかな。それを持っている人ってとても多い気がする。

当時は子供がいなかったので、全然ピンと来てなかったけど、ベビーカーとかも似てるかな。

外出する時のバリア。

段差や坂道、階段などハード面のバリアは目に見えてわかりやすい壁。

でも、ソフト面。
目に見えにくい、人が作る壁。人が取っ払える壁。
それが日本とは全然違うなぁーーーーー。
ってその時思ったのを思い出した。

帰国後、自分が訪問リハビリで関わる利用者さんには、外に出て不便なところは「これが不便だ!」「もっとこうしてくれたら助かる。」ってのをどんどこ出してもらって、その不便さを解決するために
「自分でできるようになる。迷惑かけないように」
っていう方向とは別に(もちろん自分でできるようになるのは大事だと思う)
あなたが困っているなら、他にも困っている人はいるはずだから「困ってるよ!」って言おう!
ってのを伝えていた。

誰かの壁を人ごとと捉えずに、自分ごととして捉えて、なんとかしようとすると、結果自分が住みやすい居心地の良い環境ができるかもなぁ〜と今は思う。

どんな人でも居やすい地域ってのは、どんな自分になっても居やすい地域。
そうしたら、こうなったらどうしようとか、こうなったら終わりだ!みたいな不安は減るのかな〜と思う。

写真はFacebookさんが出してくれたもの。

まめヨガ

北海道の石狩近郊でヨガ・瞑想・笑い呼吸法のレッスンをおこなっています。 パーキンソン病をお持ちの方向けのヨガのクラス「まめヨガ for PD」を主宰しています。

0コメント

  • 1000 / 1000