笑顔

笑顔は手軽で大切な贈り物だと聞きました。

笑顔でいることで、接する人にプラスのエネルギーを伝えてあげれると。

マスクをつけることが増えて、マスクの下で口角が下がっている事多くないですか?と。

「ああ。なるほどな。」と思って、笑顔でいられるように意識してみました。


びっくりするほど、笑えない自分に気がつきました。

これは、次男を出産して1ヶ月経とうとしていた時の話です。

その数日後に1ヶ月健診があり、エジンバラ産後うつ質問票(産後うつ病のリスク度の判定に役立つもの)の結果から助産師さんに呼び出されて事の深刻さを自覚しました。


眠れない。笑えない。わけもなく悲しい。わけもなく泣き出す。忘れる。集中できない。消えてなくなりたい。


今、振り返ると、「ああ。やばいね。」って思えるけれど、

その時は気がつかなったのです。


質問票に答えている最中にあれ?と気がついてきて、助産師さんに呼び出されて話している最中に「これはっ」とさらに気がついて。

ようやく、「あ。これは、健康ではない状態なのだ!」と気がついたのでした。


気がついてからは、何度か揺り戻しがあったものの、順調に回復していきました。

産後うつの原因は様々で、ホルモンの変動の影響も大きいので、時間が経って解決した部分も大きいのかもしれませんが、気がついたことで、気をつけるようになったことが一番の回復の後押しになったように今は思います。


そして、もう一つ、「笑えない」という状況をまずは受け入れたことが結果的に回復を早めたようにも思いました。

以前の私なら「笑えない」という状況に焦って「笑わなきゃっ」となっていたと思います。

でも、ヨガに出会って、まずは受け止める。それから変わりたいところは変わるように努力する。という手順を学び、笑えないことをじっくりと味わうことにしました。

受け止める過程で見たくない自分を見ることになりました。それでも、そこから逃げずに向き合うことで、少しずつ次のステップを踏めるようになり、今はひきつらない笑顔になれることが増えてきました。


気がつけば変われるのは動きだけじゃないんだな〜。

そんな学びをくれた体験でした。


今年1年。ありがとうございました。

また来年もどうぞよろしくお願いします。

笑顔で過ごせる1年になりますように。



まめヨガ

北海道の石狩近郊でヨガ・瞑想・笑い呼吸法のレッスンをおこなっています。 パーキンソン病をお持ちの方向けのヨガのクラス「まめヨガ for PD」を主宰しています。

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