物分かりの良い フリをやめる【暮らしの中のヨガ9】

反射的に蓋をしてきた情動。

笑い呼吸法の中に「歓喜の笑い呼吸法」というのがあります。


喜び。怒り。悲しみ。

わきあがる情動をイメージして

お腹から胸へ。

そして、両手を開いていく。

開いて両手を胸に集めて(受けとめて)肚におろしていく。


先日、ご縁があって猫を飼う話が決まりました。

けっこう前から、猫の居る暮らしに憧れていたので、すごく嬉しくてワクワクしました。

しかし、そのお話は訳あって白紙へ。


決めたのは自分。

誰が悪いとか、そういうのでは無いのです。

「残念だったなぁ〜」と思いながら、

即座に気持ちを切り替えようとする自分がいました。


イイとこでもあるんです。

尾を引かず、すぐに切り替えられるのは。

でも、「見ないようにしてる」だけでした。

(気持ちをカテゴライズするのは、抵抗がありますが)


今回、見ないフリをした。

無いものとしようとしたのは

「喪失」

でした。



歓喜の笑い呼吸法を練習しながら、

ばぁーーーーーーっと溢れてくる思い。

喪失感。


人生で何度か似たような感覚を味わったことがあります。

亡くなるとか、壊れるとか、失うって時。

痛いような、苦しいような、潰されるような、

そして、空洞ができたような感覚。


感情に伴う身体感覚に意識を向けて

それに寄り添います。

カテゴライズすれば「喪失」と言うその感じ。

前と似ていても同じではない。

今だけの、この瞬間だけの感覚。

すーーーーーーっと

わたしの中で何かが落ち着いていく

そして胸や背中がひろがる感覚。

やわらかくなる感覚が訪れました。

解放!?ってやつでしょうかね?



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「自分の中に訪れる情動・体験をありのままに受けとめる」

笑い呼吸法ではそれを積み重ねていきます。

薄皮が一枚、一枚はがれるような感じ。

何度も。何度も。

どれだけ溜めてきたんですか!?って体験が時に訪れても

それでも続けて、つるんっとぴかんっとなっていくわけです。

知らず知らずに、自分自身の想いを抑えて、抑えていることにすら気づかずに過ごしている。

抑えておいているだけで、消えないから。

抑え込むとこじれるから。

抑え込もうとしている事に気づき

それに寄り添っていくわけです。

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写真の猫は爪とぎの箱のイラスト。

😍かわいい。


まめヨガ

北海道の石狩近郊でヨガ・瞑想・笑い呼吸法のレッスンをおこなっています。 パーキンソン病をお持ちの方向けのヨガのクラス「まめヨガ for PD」を主宰しています。

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